それからも何度も私の横を通る事があって、その度に頭痛が襲ってきていた。
「また、頭痛?」
「うん…」
「大丈夫?」
頭を痛そうにしている私に玲杏ちゃんは心配そうに聞いてくる。
それ以前に篠原くんは何に怒っているんだろうか。
(痛…っ)
さっきより頭痛が酷くなっている気がする。
「大丈夫、本当に…?」
「ほ、保健室行ってくる」
「うん」
あまりにも頭が痛くて耐えれそうになかったので、玲杏ちゃんに心配そうな顔で見送られながら保健室へと向かった。
⁺⊹˚.⋆⁺⊹˚.⋆⁺⊹˚.⋆⁺⊹˚.⋆
⁺⊹˚.⋆⁺⊹˚.⋆
「ふう、少し良くなった」
目が覚めた時はちょうど昼休みになった頃だった。
「あ、響!もう大丈夫?
今ね迎えに行こうと思ってたんだ」
教室の階の廊下を歩きながら教室に戻っていた最中、玲杏ちゃんが私の姿に嬉しそうに近寄ってきた。
「あ、そうなんだ。ありがとう」
「ご飯食べよう♪」
「うん」
教室へと入ろうとした時、ちょうど葉月くんが教室の出口近くにいて、私の姿に近寄ってきた。
「あ、美沙樹」
「!」
「大丈夫なの?」
「う、うん」
「そっか良かった」
彼は以前のように心配そうに尋ねてくれた。
おそらく彼は親切で困っている人がいたらほっとけない性質なのだろう。
よく誰かを手伝ってあげてるのを目にする事がある。
葉月くんが去った後、玲杏ちゃんが羨ましそうな目で私を睨みつけているに気付く。
「な、何?」
「羨ましい…」
「えっ?」
《ずるい、なんで響だけ…》
(別に私から声を掛けてる訳じゃないんだけどな)
「いいなあ。心配されて、羨ましい」
「単に親切心じゃない?
彼そういうところあるじゃない?」
「でも、響だけ優しい気がする」
(確かにそんな気もするけど)
「気のせいじゃないかな?」
「そうかなー」
《絶対違うと思う》
(あ、はは…)
でも、葉月くんって人気あるから、こう言っちゃあなんだけど、葉月くんが私を気に掛けてくれるのは嬉しいのだが、他の女の子達の視線が突き刺さるのは嬉しくないけど。
「また、頭痛?」
「うん…」
「大丈夫?」
頭を痛そうにしている私に玲杏ちゃんは心配そうに聞いてくる。
それ以前に篠原くんは何に怒っているんだろうか。
(痛…っ)
さっきより頭痛が酷くなっている気がする。
「大丈夫、本当に…?」
「ほ、保健室行ってくる」
「うん」
あまりにも頭が痛くて耐えれそうになかったので、玲杏ちゃんに心配そうな顔で見送られながら保健室へと向かった。
⁺⊹˚.⋆⁺⊹˚.⋆⁺⊹˚.⋆⁺⊹˚.⋆
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「ふう、少し良くなった」
目が覚めた時はちょうど昼休みになった頃だった。
「あ、響!もう大丈夫?
今ね迎えに行こうと思ってたんだ」
教室の階の廊下を歩きながら教室に戻っていた最中、玲杏ちゃんが私の姿に嬉しそうに近寄ってきた。
「あ、そうなんだ。ありがとう」
「ご飯食べよう♪」
「うん」
教室へと入ろうとした時、ちょうど葉月くんが教室の出口近くにいて、私の姿に近寄ってきた。
「あ、美沙樹」
「!」
「大丈夫なの?」
「う、うん」
「そっか良かった」
彼は以前のように心配そうに尋ねてくれた。
おそらく彼は親切で困っている人がいたらほっとけない性質なのだろう。
よく誰かを手伝ってあげてるのを目にする事がある。
葉月くんが去った後、玲杏ちゃんが羨ましそうな目で私を睨みつけているに気付く。
「な、何?」
「羨ましい…」
「えっ?」
《ずるい、なんで響だけ…》
(別に私から声を掛けてる訳じゃないんだけどな)
「いいなあ。心配されて、羨ましい」
「単に親切心じゃない?
彼そういうところあるじゃない?」
「でも、響だけ優しい気がする」
(確かにそんな気もするけど)
「気のせいじゃないかな?」
「そうかなー」
《絶対違うと思う》
(あ、はは…)
でも、葉月くんって人気あるから、こう言っちゃあなんだけど、葉月くんが私を気に掛けてくれるのは嬉しいのだが、他の女の子達の視線が突き刺さるのは嬉しくないけど。


