願う先にある想い

「俺って変?」



「普通に変だから」



やはり俺って普通よりおかしかったのか。



自覚は多少あったりはしたけど、気にした事とかなかったから。



ちょうど、教室に入った所でチャイムがなった。



それからすぐに美沙樹も教室に入ってきたけど、なんとなく違和感というものを感じた。



美沙樹の存在に友達の七崎と型岬が話しかけている。



「わわっ響!目赤いよ!大丈夫?」



「ああ、うん…」



「保健室行って氷貰ってくる?」



違和感の原因は目が赤いからなんだ。



(完全に俺のせいだよなー)



「目にゴミでも入って、擦っちゃったの?」



「ああ、うん」



「だめだよ、擦ったりしたら」



「う、うん」



(……)



美沙樹の友達が心配している光景を見てふと思った。



「美沙樹の友達って優しい子だよねー」



「はっ? 俺、優しいだろ?」



「お前は基本的に捻くれてるから」



零詞は基本的に性格に難があるから、優しいとも言いにくい。



「優弥は病んでるもんなー」



「いや、まあ…それは自覚あるけど」



「へー」



まあ、どっちもどっちも気がするんだろう。



と、すぐに先生が入ってきて、まばらにいたクラスメイトが席へと戻って行く際、美沙樹と目が合ってしまうが、彼女はプイっとそっぽを向いて自分の席へと戻っていった。



(わー完全に怒ってるよ)



ただでさえ、今日はずっと逃げられていたのに、あんな事したから更に逃げまくるのだろう。



(本当っ面倒くさい子だな)



そうは思いながらも、くすっと笑っている自分がいた。



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