『美実が来るまで私ここにいたいんだけど、ダメ?』
私はどうしても由理ちゃんが心配だったから、そう言ったのだけど。
『ダメ。ダメよ、それは』
『じゃあ、どこかに泊まるとか』
『それもダメ』
何言っても、由理ちゃんは承諾してくれなかった。
『でも、また来るから!平日のお昼にまた来るから』
『分かった、分かったよ』
でも、また来る事は許してくれた。
由理ちゃんは時々強情な時があるから、強く言うと由理ちゃんはたいがいに骨を折ってくれる。
きっと、この時も何かの後悔をしていたんだと思う。
それでも、由理ちゃんの守りたいものに対して叶えさえたかった。
響ちゃんや家族を守らせてあげたかった。
私だって同じで由理ちゃんが大事で守りたくて、由理ちゃんの大切にしている生活を壊したくなかったんだ。
それから、由理ちゃん家に訪れて3日が経ったある日、美実が由理ちゃん家に来たと連絡を受けた。
連絡を受けた時にすぐに訪れようとしたところで由理ちゃんから『来なくて大丈夫』と強く言われて、行く事はしなかった。
美実が来たのが夕方頃でちょうどその時、響ちゃんが学校から帰ってくる頃だったらしく、運悪く顔を合わあわせてしまったみたいだったけど、響ちゃんには怪我はなかった。
その時に言っていたけど、響ちゃんのお友達の男の子と美実はその男の子のお父さんの元再婚相手だったらしい。
結婚していたとは驚きだったけど、それ以上に美実と結婚した人はいったいどんな人だったのか、どうして結婚しようと思ったのかすごく気になった。
それからの由理ちゃんに起きた出来事は私にとっては、後悔の連続だった。
何がいけなかったのか。
何が間違っていたのか。
誰が悪かったのか。
今ではもう何も何も分からない。
正解なんてないのかもしれない。
それでも、あんな悲しい事は起きるべきではなかった。
きっと由理ちゃんは、心のどこかではこうなる事を予想していたのだと思う。
嫌っていても、逃げていても、口に出さなくなっても由理ちゃんはいつだって美実の事を思っていたのだろう。
だけど、美実は由理ちゃんの思いに理解してあげていたのだろうか。
私には何も分からない。
未来は分かっていたとしても、こんなのはあんまりだって。
由理ちゃんが殺される事を知っていたとしても。
どっちにせよ防げれないから。
ただ、現実を受け入れる事しか。
゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚゚*.。.*゚kokoa*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚
私はどうしても由理ちゃんが心配だったから、そう言ったのだけど。
『ダメ。ダメよ、それは』
『じゃあ、どこかに泊まるとか』
『それもダメ』
何言っても、由理ちゃんは承諾してくれなかった。
『でも、また来るから!平日のお昼にまた来るから』
『分かった、分かったよ』
でも、また来る事は許してくれた。
由理ちゃんは時々強情な時があるから、強く言うと由理ちゃんはたいがいに骨を折ってくれる。
きっと、この時も何かの後悔をしていたんだと思う。
それでも、由理ちゃんの守りたいものに対して叶えさえたかった。
響ちゃんや家族を守らせてあげたかった。
私だって同じで由理ちゃんが大事で守りたくて、由理ちゃんの大切にしている生活を壊したくなかったんだ。
それから、由理ちゃん家に訪れて3日が経ったある日、美実が由理ちゃん家に来たと連絡を受けた。
連絡を受けた時にすぐに訪れようとしたところで由理ちゃんから『来なくて大丈夫』と強く言われて、行く事はしなかった。
美実が来たのが夕方頃でちょうどその時、響ちゃんが学校から帰ってくる頃だったらしく、運悪く顔を合わあわせてしまったみたいだったけど、響ちゃんには怪我はなかった。
その時に言っていたけど、響ちゃんのお友達の男の子と美実はその男の子のお父さんの元再婚相手だったらしい。
結婚していたとは驚きだったけど、それ以上に美実と結婚した人はいったいどんな人だったのか、どうして結婚しようと思ったのかすごく気になった。
それからの由理ちゃんに起きた出来事は私にとっては、後悔の連続だった。
何がいけなかったのか。
何が間違っていたのか。
誰が悪かったのか。
今ではもう何も何も分からない。
正解なんてないのかもしれない。
それでも、あんな悲しい事は起きるべきではなかった。
きっと由理ちゃんは、心のどこかではこうなる事を予想していたのだと思う。
嫌っていても、逃げていても、口に出さなくなっても由理ちゃんはいつだって美実の事を思っていたのだろう。
だけど、美実は由理ちゃんの思いに理解してあげていたのだろうか。
私には何も分からない。
未来は分かっていたとしても、こんなのはあんまりだって。
由理ちゃんが殺される事を知っていたとしても。
どっちにせよ防げれないから。
ただ、現実を受け入れる事しか。
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