「ただいま」
「あら、おかえり。響」
家に帰るとお母さんが快く迎えてくれた。
「あら、なにか良い事あった?」
「えっ?」
「嬉しそうな顔してるから」
「………」
そんなに嬉しそうな顔をしている?
もしかして今日、葉月くんと話したからだろうか。
だから、顔に出ていたのかもしれない。
「そうかもしれないね」
「ふふ、良かったね」
「うん!」
この時もいつもと変わらない穏やかな日々だったのかもしれない。
変な力のせいでストレスを抱える事が多かったけど、でも、気のせいか葉月くんと言葉を交わしたあの日から不思議と以前より頭痛を起きる事が少なくなっていた。
きっと、そんな穏やかな毎日が変わらず訪れて行くものだと、その時は思っていた。
だけど、それは少しずつ崩れ始めている事にも知らず。
でも、その頃は穏やかな日々そのものだった。
「あら、おかえり。響」
家に帰るとお母さんが快く迎えてくれた。
「あら、なにか良い事あった?」
「えっ?」
「嬉しそうな顔してるから」
「………」
そんなに嬉しそうな顔をしている?
もしかして今日、葉月くんと話したからだろうか。
だから、顔に出ていたのかもしれない。
「そうかもしれないね」
「ふふ、良かったね」
「うん!」
この時もいつもと変わらない穏やかな日々だったのかもしれない。
変な力のせいでストレスを抱える事が多かったけど、でも、気のせいか葉月くんと言葉を交わしたあの日から不思議と以前より頭痛を起きる事が少なくなっていた。
きっと、そんな穏やかな毎日が変わらず訪れて行くものだと、その時は思っていた。
だけど、それは少しずつ崩れ始めている事にも知らず。
でも、その頃は穏やかな日々そのものだった。


