「愛弓、分かれよう。」

「え…」

「好きな子ができたんだ。」

太陽が照りつける屋上で、私は今日、彼氏に別れを告げられた。

「お前には俺よりいい人が見つかるよ。」

ポンっと頭に置かれた手。

私はその手を振り払ってしまいたかったが、それをすることはできなかった。

“元”彼氏は、何故か満足そうな顔をしながら屋上から出ていく。

一人残された私は、妙な脱力感に襲われた。

…たったの3ヶ月で、私のリア充生活は幕を閉じた…