題名のない恋物語




涼はチビチビと食べながらも質問を続けた。





「理紗のタイプは?」

「うーん、話してて楽しい人かなぁ。一緒にいる空間が心地いいって感じる人」




もちろん気遣いができて欲しいとか常識あって欲しいとか優しくして欲しいとかはあるけど、1番はそれな気がする。




「ほー。あのさ、……うーんやっぱいい」

「何、気になるじゃん」

「…いや、理紗は、俺と話してて楽しい?って聞こうと思ったけど、なんか恥ずかしかったからやめた」

「あ、そ、そっか…」






自分は理想のタイプに当てはまるか、なんて。なんで、そんなこと聞くんだろう。


仮に私がそうだよって言ったら、涼はどんな顔してくれるんだろう。どんな反応をするんだろう。


でも言ったら、気まずくなる気がする。さっきみたいに。それは、むずむずするから嫌だ。今日は思い切り楽しみたい。