涼は小学校の頃から遊びの一環でサッカーをしていて、中学から部活としてサッカーを始めた。もともと運動神経がいいのもあり、とても上手だと聞いたことがある。
サッカー馬鹿でサッカーをしている時が1番キラキラしている。たとえ辛い練習でも、楽しいらしい。
「ほんとに好きだね」
『うん。あ、着いた』
「あ、ほんと?」
キョロキョロと周りを見渡す。するとスマホを耳に当てた涼が目の前を通り過ぎた。
「涼」
声をかけると涼は一瞬キョロキョロしてからこちらを見つけた。
『…一瞬誰かわかんなかった』
そう囁くように呟いて電話を切ると、涼はこちらに駆け寄る。目を合わせずにスマホを弄りながら話し始めた。
