大好きなキミにチョコを受け取ってもらう方法。 [短編]


でもこうするしかなかった。

私は友達を選んだふりして自分を選んだ。

「じゃ。用事あるから帰るね!」

元気に手を振って教室を出た途端。

息が止まりそうになった。

「瞬...」

そこにはカバンを肩にかけた瞬の姿が。

いつからここにいたんだろう。

話...聞かれてた?

「あ、あのっ」

「早く行けば?用事、あんだろ」

冷たい声。

目も合わせてくれない。