「美由香?……え、夕!?」 私、そんな酷い形相なのかな 久彦くんが無意識に私の名前を言ってしまうくらい… 「久彦ぉ!何!?なんなのコイツ!! 体が動かないんだけど!!」 「いや、それは… 後で説明する!! 夕!どうしたんだよ!?」 は? コイツが今、手に持ってる物みてよ。 「え、美由香……それ、俺の給料だよな…?」 「ち、違うの! か…花瓶!花瓶見たくて!」 おい、彼女さん? 嘘つくなよ。 「ひぃっ!!」 彼女さんにも声が聞こえているようだった