「ただいま〜、あれ美由香?また来てたの? なんか家、寒くね〜?」 玄関で久彦くんの声がする そんなこと、もうどうでもいい。 「ひぃ…久彦ぉ!!!」 見えているんだろう 私の姿を見て、怯えている 彼女さんは立ちすくんでしまっていた そしてとうとう、久彦くんが部屋に入って来た