ガチャ…



彼女さんと久彦くんが帰ってきて来た



あぁ、ダメ…冷静に冷静に……



「凄〜い!豪邸ね!!」



彼女さんは目をキラキラさせている



「こんなに広い所で一人暮らしなんて、寂しくなかったの?」



「うん、まあね」



「一人暮らしなら呼んでくれれば良かったのに〜

てっきり親と住んでるからいつも断ってくるんだと思ってた〜」


……久彦くん、

そんなに私のことを気遣ってくれてたんだ


私の力が落ち着くまで…



「いやぁ〜こっちも色々あってさ!」


「ココだったら結婚してもずっと暮らしていけそうね♡」



………結婚…?



パリンッ!!!


「きゃあ!!」



彼女さんの頭上の電球が割れた



「大丈夫か!!」



幸い彼女さんに怪我はなかった