「……そんなことがあったなんて…」




久彦くんが口を開いた





「…………そうか。そうだ…確かにあの時からだ……!健康な知代子の体が弱くなったのは!!」




「え…もしかしてお婆ちゃんって…」




「お前が知代子の中に入ったから!!だから知代子は早死したんだ!!!」





呆然とする私…





「知代子は…知代子はまだ若かった!!15年も前だ!知代子が死んだのは!!
……お前が呪い殺したんだぁあああっ!!」






今度は大幣で私に殴りかかってきた





「やめろ!その時は記憶なんか無かったんだろ!?」




またも久彦くんが全力で止めにかかる




「結界から出るなんて…くそぉ!何故早く気が付かなかったんだ…!!
知代子が壺を倒した時に少しでも割れていないか確認すればよかった…くそぉ!」





涙ながらに語る鷹之…