それから毎日、鷹之はその神社に通った そして日に日に鷹之との距離が離れていく 最初は2センチほどだった距離が、今では1メートルほどになってしまった そして私はこの力が何か分かった これは…護身の結界……神の力…? こいつ…私のココロを殺したくせに…自分が危うくなったら神にすがるなんて… そうだ、よくよく考えたら随分前から会社に行ってないじゃない 祖母の神主の跡継ぎになんてならないって言ってたくせに あさの神社って…完全にお祖母さんの神社じゃない 本当に最低な奴……………………