この日は、俺の野暮用で、夜、車で迎えにきてもらい、家に戻るだけだった。


「ま、もう夜だし、いいじゃんたまには雨でも」


「フォローのつもりかよ」

「だって私は今日予定がなかったわけで、だから雨降ったと思うよ、もしくは、祐介の予定にあわせて降ったのかもね。ははっ。」


駐車場から家までは、少し距離があった。歩いて5分ぐらいだったかな。