綺羅said

僕は今クローゼット前にいる

二時間前......

今日もいつも通り学校に行こうと蓮たちが来るのを待っていた

ピーンポーン

ガチャ!!

蓮「なんでお前制服なんだ?」

『逆に聞きますけどなんで私服なんですか?』

咲「凛から聞いてないのか?」

凛「あっ!みんな!」

『お嬢様どこか行くんですか?』

春「遊びに〜」

『行ってらっしゃい』

夜「お前も行くんだよ」

『お嬢様?どういうことですか?』

秋「何怒ってんだ?」

凛「だって!綺羅くんに昨日言ったら逃げるでしょ!!」

『なんで僕も行くんですか......』

春「何か嫌なことでもあるの?」

凛「綺羅くんは、買い物が嫌い?っていうかそんなに好きじゃないのだからいつも買い物の時は逃げるんだよ」

『はぁ...僕も必ずなんですか?』

凛「うん!!来てくれるの?!」

『行きます、準備するので待ってくだい、』

『その前にまだ朝ごはん食べてませんよね?』

咲「あぁ」

私はキッチンにいき、卵焼きやサラダを作った

『食べといてください』

......ということ

コンコン!!

『はい?』

凛「言っとくね!可愛い格好してね!男の子みたいな格好はダメ!」

なんでそんなに可愛い格好をさせたがるのかが分からない......

僕はいやいやならがらも着替えを始めた

今は夏で暑いから、黒の花柄のおへそだしのレースになってる上着、下は白のプリーツスカート端には蝶々の刺繍がされている

イヤリングは白から貰った蝶々のイヤリングを付けた

ガチャ!!

凛「出来た?!可愛い!!」

『ありがとうございます、行きましょうか』

秋「歩きか?」

夜「車でいいだろ、買い物の荷物を入れるかもしれないし」

僕は車の準備をしてモールに向かった

平日なのに高校生や中学生もいる

そしてなぜか蓮たちは殺気が出てる

お嬢様はかわいいからみんなに見られてる、

黒の生地に白の花柄がデザインされている膝上のワンピース

メイクもしていて可愛い

凛「ん?綺羅くん何見てるの?」

『お嬢様が可愛いからですよ、早く行きましょ、男達が見てます』

『それとなんであなたたちはさっきからずっと殺気を出してるんですか?』

蓮「別に....」

『どこから行きます?』

凛「洋服みたい!!」

僕達はお嬢様の言葉で洋服屋に来た

『僕はちょっと買いたいものがあるのでみんなはここで見といてください、何かあったらすぐに電話をいいですね?』

凛「分かった!」

蓮「待て俺も一緒に行くお前達、凛のこと頼んだそ」

春「了解!!」

『なんで付いてきたんですか?お嬢様達といて良かったのに』

蓮「お前も姫だ、拉致られたら大変だからな」

『なんであなたたちはそんなにしてまでも僕に関わるんですか?』

蓮「秘密だ、」

『そうですか、』

蓮「てか何買うんだ?」

『アクセサリーですね』

蓮「誰かにあげるのか?」

『気になりますか?』

蓮「あぁ」

『お嬢様のと僕のです、あなたもいりますか?』

蓮「あぁ」

『何が欲しいですか?』

蓮「お前は何買うんだ?」

『ピアスと指輪です』

蓮「じゃあ俺は指輪」

僕達はアクセサリーショップについた

僕はいいと思う指輪を見つけた

指輪の外側には白い文字でForget you not
(あなたを忘れない)

『これにします』

蓮「誰か大切な奴がいるのか?」

『秘密です、お嬢様はこれを』

金の指輪に白い文字でMet miracle
(出会えた奇跡)

僕達は指輪とネックレスを買って店を出た

蓮「なにか飲むか?」

『コーラが飲みたいです』

そう言うと蓮は近くの自販機にいった

僕は近くのベンチで座って周りを見ていた

!!!!!!

翔達と......あの女......

やばい....体が

蓮「買ってきたぞ、ってどうしたんだ?」

『あっ、あっちに...』

蓮は翔たちの方を向いた

蓮「立てるか?」

『(コクン)』

蓮「どこから店に入るか」

蓮は僕を支えながらお店に入った

そこで翔たちが行くのを待ってお店を出た

凛「ここにいた!!って綺羅くんどうしたの?」

『い、いえお嬢様たちはいいもの買えましたか?』

蓮「おい、綺羅」

『大丈夫です』

凛「うん!買えたよ!綺羅くんのもあるよ!」

『僕も指輪買いましたお気に召すといいんですが』

凛「うわぁ!綺麗!ありがとう」

??「あれぇ〜?綺羅ちゃんだぁ〜久しぶりぃ〜!!」

!!!!!

『お久しぶりです、理沙....』

理「このカッコいい人達はぁ〜?」

春「僕達は、」

僕は春の口を急いで塞いだ

『おじょ、凛さんの友達です、それより何してるんですか』

理「翔くん達とあそんでるのぉ〜」

『そ、そうですか...』

凛「綺羅くん?」

『僕達はもう行きます』

そう言うと理沙の顔からは笑顔が消えた

理「I will take it from you again」
(またあなたから奪ってやる)

『行きましょ、』

僕達は急いで家に戻った

凛「大丈夫?」

『はい、すみません』

また奪う......僕また地獄に落とすってこと?

凛「大丈夫?震えてるよ」

そう言ってお嬢様は僕に抱きついた

『すみません、』

僕は家についてすぐにマリに電話をかけた

マリ「どうしたの?」

『さっきモールにいたらあの女と翔達がいました』

マリ「!!!!!凛ちゃん達と一緒だったんでしょ?!大丈夫なの?!」

『いえ、また奪ってやると言っていました』

マリ「凛ちゃん達は?」

『何のことか分かっていないみたいです』

マリ「分からないってまだ話してないの?」

『えぇ...』

マリ「どうすればいいか、電話してきたのね」

『はい、』

マリ「話した方がいいと思うわよ?翔たちはあなた学校一緒でしょ?だったら理沙も来る可能性がある、凛ちゃん達を守るためには言った方がいい」

『お父さん達のは...』

マリ「それは綺羅、あなたが決めることよ、信頼出来るなら話なさい、」

『ありがとうございます』

ピッ!

凛「大丈夫?」

『お嬢様....翔と僕の関係を聞きたいですか?』

凛「うん、綺羅くんが話せるなら」

『わかりました』

僕達はリビングに行き話した

『僕とお嬢様が出会ったのは中二のころ、公園にいる僕を拾ってくれましたその前は翔達といたんです翔たちと出会ったのは中1学校でいじめられてる時に助けてくれた翔たちはその時点で暴走族黒龍に入っていた、そこの姫になってから少したって総長が亡くなった翔たちは中1の若さだったけど充分強かった、だから幹部以上にはすぐになれた』

『その後です...あの理沙が入ってきたのは、理沙も僕と同じようにいじめられた所を助けられて姫になった、でもすぐに僕は追い出された、理沙の自演自作のいじめに騙されてね..そのあとは....い、えに帰ったでもすぐに出てきてお嬢様に拾われた』

蓮「家をなんで出たんだ?」

『それ、は』

凛「ごめん、家のことについてはもう少ししてから」

咲「分かった」

『翔たちは僕よりあの女を信じて追い出した、それが......また』

春「大丈夫だよ僕達が守るから」

プルルルル!プルルルル!

ピッ!

ミク「もしもーし!」

『......』

ミク「あのさ前の話明日になっちゃった」

『明日は土曜日ですよ?嫌です』

ミク「お願い!!三十分で終わるから!!」

『はぁ...わかりました』

ピッ!

秋「どうしたんだ?」

『ん?なんでもありませんよ』

『もう寝ましょうか、いつの間に10時です、今日はあなた達も泊まってください』

蓮「いいのか?」

『なんですか?泊まりたくないんですか?』

春「ううん!泊まる!!」

『わかりました、お風呂の準備をしてきます』

僕はお風呂の準備をするためにお風呂場に行った

綺羅said end