次の日

僕はお嬢様を起こし、朝ごはんを食べさせた

凛「今日は蓮たちが迎えに来てくれるみたい」

『そうなんですか...』

凛「大丈夫?元気ないけど」

『ちょっと疲れてるだけです』

凛「何かあったら言ってね」

ピーンポーン

凛「来たみたい、」

僕はドアを開けようと玄関に向かった

ガチャ!

蓮「よう」

『おはようございます..』

蓮たちは家の中に入った

凛「ちょっと待ってね!私上で準備してくる」

朝早くから起きた僕はもう準備が出来ていた

蓮たちはパソコンや、スマホを見ている

咲「そう言えば俺たちのクラスに転入生がくるみたいだぞ」

秋「何人?」

春「5人ぐらいだったはずだよ?」

夜「名前は?」

咲「それが1人しか分からないんだよ」

蓮「誰だ?」

咲「翔だったはず」

ガシャーーン!!

僕はその言葉に両手に持っていたガラスのコップを落とした

蓮「綺羅!」

『!すみません!』

僕はガラスのコップを拾った

凛「綺羅くん!!怪我は?!」

『大丈夫です、それより早く学校に』

僕は嫌々ながらも学校に向かった

教室に行くと雪は暗い顔をしてた

雪「綺羅....」

『分かってます』

雪「みんな座れ〜!!」

僕達は席についた

僕の席は窓際で、その隣がお嬢様、幅は手が普通に繋げるぐらいの幅しかないその周りは蓮たちに囲まれてる

雪「転入生を紹介するはいれ」

僕はその言葉にお嬢様の手を握った

凛「綺羅くん?」

いつも手を握るけど今日は異常に震えてるから心配なんだろう

凛「大丈夫?」

僕は首を横に振った

蓮「雪さん、綺羅、ちょっと気分悪いみたいなんで保健室連れていきます」

雪は僕の方を見た、その目はいいか?って聞いてるみたいだから頷いた

雪「分かった、綺羅ちゃんと休めよ」

蓮は僕を支えながら教室をでた

教室を出た瞬間力が抜けて立てなくなった

蓮「屋上でいいか?」

『はい、』

そう答えると僕をお姫様抱っこして屋上まで行った

蓮「どうしたんだ?あんなに震えて、みんな心配してた、あの転入生と知り合いなのか?」

『あいつらは......世界No.3の暴走族、黒龍......僕が一番嫌いなヤツらです』

プルルルル!プルルルル!

表示を見るとマリからだった

『すみません、ちょっとの間外に出といてください』

蓮「分かった」

ピッ!

マリ「大丈夫?綺羅」

『はい、何とか少し震えたのでいまは屋上にいますよ』

マリ「そう、ごめんなさいね、私のせいで白夜が行けなくなって」

『いえ、大丈夫です、お嬢様もいるので』

今日は白夜が来る日でもあったでもマリの仕事を手伝うため明日に変更した

マリ「隣には誰かいるの?」

『今は1人ですドアの外には一人います』

マリ「そう、無理はしないでね、何かあったら電話して?飛んでくから」

『はい』

ピッ!

ガチャ

蓮「終わったか、それよりあいつらとの関係は?」

『あいつらは.....』

僕は過去のことを思い出し震えていた

蓮「すまない、話せるようになってから話せ、それまでは話さなくていい」

『ありがとうございます』

ガチャ!

凛「綺羅くん!大丈夫?」

『はい、すみません』

凛「いいよ、話せるようになったら話して」

春「それまでは待つよ!」

秋「ゆっくりでいいからな」

『ありがとう、ございます』

ガチャ!!

翔「綺羅......」

!!!!翔

『何しに来たんですか......』

翔「戻ってきてくれ」

そう言ってお嬢様に近づいた

僕はすぐに、お嬢様のところに行ってお嬢様を背中に隠した

『離れてください、あなた達と話すことなどありません』

翔「綺羅!」

『あの人はどうしたんですか?あなたたちが一番愛していたあの女は...ここには来ないでください、あなた達のものではありません』

そう言うと翔は悲しそうな顔をして出ていった

ガクッ

また力が......

凛「綺羅くん!!」

『すみません...ちょっと力が』

『あの男達にあったりなにかされたり、言われたら僕に電話してください、いいですか?』

全「あぁ(うん)」

それから僕達は昼休みまで屋上でサボった

凛「みんな私ちょっと呼ばれてるから行ってくる、先食べといて」

と言ってお嬢様は出ていった

と言っても僕は食べてないけどね...

でもお嬢様の顔妙に暗かったな

咲「何かあるのか?綺羅..」

『お嬢様の顔妙に暗かったですね』

夜「そうか?」

『ちょっと行ってきます、待っててください』

僕は急いでお嬢様を追ったそしたら裏庭に行った

女「やっと来たわね、」

やっぱり......いじめだ

凛「何か用かしら?」

女2「あなた生意気すぎるのよ、」

女3「蓮達ともいるのは我慢してたけど綺羅くんともいるなんて!」

は?僕?

女「離れてくれない?綺羅くんは女だけど告白したい子や、付き合いたい子もいるのにあなたが近くにいるからみんなイラついてるんだよ!」

ドスッ!

お嬢様が女にお腹を蹴られた......

凛「綺羅くんは私のSPあなたたちのものではない」

女2「ふざけんなよこの尻軽女が」

女3「尻軽女は男が大好きだから、私たちのお友達を連れてきたわよ、楽しんで」

女がそう言うと、色んなところから男が出てきた

男「おー、可愛いこんなやつをヤレるなんてな」

僕は危ないと思い出ていった

『何やってるんですか?』

女「綺羅くん?!なんでここに?!」

『僕のお嬢様に何をしてるの?』

男「チッ、お前も犯してやるよ」

そう言って僕に近づいた

お嬢様を見ると男にやられたのかYシャツが切られていた

僕は上着を脱いでお嬢様にかけた

『僕を犯す?無理だと思うんですけど』

ドカッ! バキッ!!

僕は数秒で男達を倒した

蓮「綺羅、凛!!」

『あなたたち、お嬢様を保健室に連れていってください』

蓮たちはお嬢様をお姫様抱っこして保健室に連れていった

『で?話してくれますか?誰に言われてこんなことを?』

女「2組の華ちゃんから言われたの..綺羅くんをあの女から奪えるって...」

『華って人だけ?』

女2「あとは取り巻きみたいな人が4人ぐらい......」

女3「ごめんなさい、ホントは嫌だったけど...」

『分かった、あなたたちも保健室に』

女「えっ?」

『その腕やYシャツから見える痣この男達にやられたんでしょ?』

女達「!!!なんで」

『男達を呼ぶ時震えてたから...保健室に行って?琥珀の人達に言われても泣かないで?僕もすぐ行きますから』

女「分かった、ありがとう」

女達は保健室に行った、さてと僕は2組に行った

女「綺羅くん?!!」

『えーっと華さんって人いる?』

女「華ちゃん〜!綺羅くんが呼んでるよ!」

華「綺羅くん〜❤」

『空き教室で話しあるから取り巻きの人も連れてきて?』

僕達は空き教室に向かった

華「それで話って〜?」

『君たちでしょ?あの女の子達を使ってお嬢様をいじめたの?』

華「えっ?」

僕は華を壁に追い詰めて

『ふざけるなよ?次こんなことやってみろ?』

『タダじゃすまさないぞ......』

そう言うと華は泣いて出ていった

僕は出ていったあとに保健室に向かった

ガラガラ〜!

凛「綺羅くん!」

『お嬢様お怪我は?』

凛「大丈夫よ」

夜「おい綺羅、あの女達はなんだよ......」

夜が指さしたのはあのいじめた女達だった

『あの人たちは華って人に指示されてやってた、あの男達に犯されたんです』

女「すみません..」

『もう行ってください、』

女達は保健室を出ていった

ガラガラ

春「綺羅ちゃん....」

『はい?、!!!』

翔「綺羅、どうしたんだよその頬」

『怪我しただけです、それよりどうしたんですか?』

僕はお嬢様を手当しながら聞いた

翔「あぁ類が怪我したから連れてきたんだよ」

類「きーちゃん!」

『お久しぶりです類、お嬢様他には痛いところはありますか?』

凛「頬がちょっとね...」

『切れてますね、我慢してください』

僕はお嬢様の頬に消毒液を塗った

秋「うわぁ......いたそ」

『思うんですけどあなたの腕もどうしたんですか?』

秋「あぁこれ?包丁で」

『はぁ...お嬢様は終わりました、次はあなたのをします』

プルルルル!プルルルル!

『あっ、すみません、誰か出来る人はやってください』

ピッ!

『もしもし?』

白夜「僕だよ〜!」

『...あなたのことなんて知りません』

白夜「いいの〜?情報があるのに」

『...なんですか?』

白夜「あのね〜ルキくんとキルくんが帰ってきたよ〜!!」

!!

『ほんとですか?!今どこに?!』

白夜「えーっと..」

『まさか、ここにいるんですか?』

白夜「すみません、」

『チッ、今すぐ学校に来てくださいね?
一分でも遅れたら永遠に眠ってもらいます』

ピッ!

夜「出来た、」

『終わりましたか、お嬢様ちょっと逃げますよ』

凛「逃げる?なんで?」

『ルキとキルが...』

凛「ほんと?」

『琥珀、行きますよ、翔たちもここから早く出てください』

僕はお嬢様を抱っこして、屋上に向かった

プルルルル!プルルルル!

表示にはルキっと書いてあった

やばいな......

『いいですか?ここにいてください僕はちょっと運動場に行きます』

僕はフェンを超えて下に降りた

ルキ「綺羅!!」

『ルキ!!キル!!』

ギュッ!!

キル「探したよ!!」

こいつらは双子、ルキは金髪、キルは銀髪で見分ける

ルキ「凛ちゃんは?」

『上で、琥珀と話してる』

ルキ、キル「琥珀?!!誰かと付き合ってるの?」

『???』

ルキ「屋上行くよ!!」

ルキたちはいきなり僕の手を引っ張って屋上に行った

バンッ!!

キル「で?誰?」

『はぁ...誰とも付き合ってないから静かにしてください』

ルキ「ほんと?良かった!」

それからルキとキル少し話して二人は帰っていった

綺羅said end