次の日......

凛「綺羅くん!綺羅くん!」

『ん?なんですか』

凛「綺羅くんもう八時だよ、珍しいねいつもは七時に起きるのに」

『!すみません、』

凛「ううん大丈夫だよ!奏さんたちには遅刻するって言っておいたし、それに」

『それになんです?』

凛「蓮たちが来てるんだ」

『!なんでですか?』

凛「お兄ちゃんたちが入れた」

『家の場所も教えたんですか?』

凛「うん、お兄ちゃんたちが」

キラーン 僕は日本刀を握った

『その馬鹿どもはどこに?』

凛「リビングで蓮たちと話してる」

トコトコトコ ガチャ!!

宮「おっ、起きた、か......」

『宮、皐?ちょっと来てください』

皐「は、はい」

僕は二人をリビングからだし玄関の前まできた

『なんであのひとたちをいれたんです?』

宮「いやメールで家はどこ?って聞かれたから教えた」

『あなた達は馬鹿ですか?お嬢様が仲間になったのは公開されている、なのにあのひとたちをここに連れてきたら狙われるでしょ、あの人たちは世界No.1それに顔も知られてるんですから』

皐「そこまで考えてなかった」

『さぁ、殺されるのと一生口を聞かれないのどっちがいいですか?』

宮皐「どっちも嫌!!!」

『はぁ、わかりました、でも次こんなことしたらほんとに殺しますよ?』

ピーンポーン!!

『誰ですか....こんな時に』

ガチャ!!

『誰ギュッ!!!おわっ』

ガチャ!!

凛「綺羅くん?!その男の子誰?」

『知りません....』

?「嘘つき!!!知ってるくせに!!」

『知りません、頭が悪いから家を間違えたんでしょう』

?「酷い!!僕との仲なのに!!」

『はぁ、うるさいです近所迷惑ですよ、』

『それより何しに来たんですか?白夜』

白夜「えーっと!帰ってきた!!」

『戻ってください...』

白夜「なんで!!」

凛「綺羅くん?その子は」

『この人は......なんて言えばいいんでしょうか』

白夜「カレカノ〜!!」

『殴られたいんですか?幼馴染です......二年前にフランスに留学に行ったんです』

白夜「いや〜奏に電話したらここにいるって言うから、てか後ろにいる男の人達誰?」

『琥珀達です』

白夜「へぇ〜あの世界No.1の暴走族ねぇ〜」

『それより何しに来たんですか?』

白夜「いきなり帰ってきたからさ〜まずは綺羅に会いたいなぁ〜と思ってさ」

『それで?いつまでここにいるんですか?』

白夜「えっ?綺羅と結婚するまで?」

ドスッ!

白夜「うっ、」

『正直に答えてください?いつまでいるんですか?』

白夜「仕事が来るまで!」

『マンションは借りたんですか?』

白夜「いや〜まだ決めてないからさ〜綺羅のところでお世話になろうと......」

『はぁ......お嬢様いいですか?』

凛「うん、綺羅くんの幼馴染だもんいいよ」

白夜「うわぁい!!ありがとう!!」

白夜は喜びのあまりお嬢様に抱きつこうとした

『ひとつ言っときますよ、ここに住むんだとしてもお嬢様に何かしたらあの方に引き渡しますからね?』

白夜「うっ!!はい!わかりました!」

『学校とかはどうするんですか?』

白夜「綺羅と同じ学校〜てことでよろしく〜」

凛「はい、よろしく」

白夜「それでひとつ確認ね!この中で綺羅と付き合ってる人いる?」

『いるわけないです』

白夜「良かった〜!チャンスはまだある!」

蓮「お前まさか......」

『なんのチャンスがあるんですか?』

夜「お前......」

春「めちゃ鈍感......」

凛「まぁそこがいいんじゃない」

咲「それより早く学校行かないともう九時だぞ」

白夜「僕も行く!!」

『ダメです、待っといてください』

白夜「えぇ〜?なんで?!」

『あなたは..そんな顔で言ったら女達がどうなるか....それにお嬢様と一緒に歩いてるところを見れば危険です』

白夜「えっ?でも..」

僕は白夜の耳元で言った

『それに組関係も多い.僕はバレてないけどあなたはバレる可能性があります』

白夜「分かったよ....」

『マリのところに行けばいいんじゃないですか?』

白夜「嫌だ!!あの人僕に女装しかさせないもん!!」

『いいじゃないですか僕より可愛いんだから』

『それにいきなり訪ねて、一緒に住むってことも言わなかったあなたが悪いんですよ、行ってもらいます』

『お嬢様達行きましょう』

凛「今日は綺羅くんが運転?」

秋「はっ?お前が運転?出来るのか?」

『できますよ』

蓮「免許は?」

『持ってますよ、それより一人前に乗ってください』

蓮「俺が前に乗る」

うげぇ......

僕達は車に乗った

『行きますよ』

僕は丁寧に運転した

後ろは窓があっで後ろの人には声が聞こえない

蓮「どこで免許取ったんだ?」

『秘密です....それよりなんで前に乗ったんですか?白夜を前に乗せればいいものを』

蓮「別に......」

???おかしい人......

あと少しでマリのところにつくな

蓮「まだ信じないか?」

ちょうど赤信号で車が止まった

『信じてませんしこれからも信じません』

それからは蓮が何か言ってきたけど無視した

『白夜?つきましたよ』

凛「おっきい家」

お嬢様達はマリにはあったことないからな......

白夜「あれ?綺羅は出ないの?」

『行きません......』

白夜「またなんかやったの?」

マリ「あれ?白夜に......綺羅!」

『!!』

マリ「この前は!」

『大丈夫ですよ!怪我してませんし!!』

マリ「怪我っていうか死ぬところだったでしょ!!」

『マリ、お嬢様の前で......』

凛「ん?死ぬところだった?」

マリ「あなたは?......」

『僕のお嬢様....』

マリ「この子が......」

夜「死ぬところだったって?」

マリ「この子とお出かけに行った時、目の前で男の子が車に引かれそうだったのよ、それを綺羅が助けたの、その時車にぶつかったのよ」

凛「綺羅くん??」

『だから怪我はありませんし大丈夫ですよ!』

『それより白夜をお願いします、学校が終わったら迎えに来ます』

白夜「はーい!頑張って!!」

マリ「あっ、綺羅!」

『はい?』

チュッ

『あなたはそれ以外にやることは無いんですか?』

白夜「インチキ!僕も」

チュッ!

『はぁ、行きましょう、お嬢様』

僕はお嬢様達を車に乗せてドアを閉めた

マリ「信じてるの?」

『信じてません......』

白夜「もう過去のことは忘れたら?あの頃とは違うでしょ」

『忘れられないんですよ...この償いはしないと......それに翔たちのこともお嬢様には言ってませんし......』

マリ「綺羅......」

『もう行きます』

僕は運転席に乗った

『なんでまた前にいるんですか?白夜は降りたので後ろは空いてますよ』

蓮「いいだろ別に」

プルルルル!プルルルル!

『もしもし?』

奏「綺羅!!速く蓮たちと来い!」

『何かあったんですか?』

奏「ほかの暴走族が来てるんだよ!!早く来い!」

『了解』

『お嬢様達捕まってください、飛ばしますよ』

僕は急いで学校に向かった

向かっている途中にみんなには話しておいた

付いた

『早く行ってください』

凛「分かった!」

僕は車を駐車場に止め急いで運動場に向かった

するとお嬢様が敵の総長に捕まって首にはナイフが突きつけられてた

あれは毒牙か......

毒総「この女を殺されたくなければ解散しろ!」

そこには蓮たちが頭に手をつけ、膝をついてるところが見えたそれに奏、雪も肩から血が出てる

僕はゆっくり敵に近づいた

『誰のお嬢様にナイフを突きつけてるんですか?』

毒総「あっ?女は黙ってろ」

『女だからって甘く見ないでください?』

ドスッ!

『大丈夫ですか?お嬢様』

凛「えぇ首からちょっと血が出たぐらいよ」

『見せてください』

僕はお嬢様の首に口をくっつけ血を舐めた

毒総「よくも...殺してやる!お前達いけ!」

蓮「綺羅!!」

『お嬢様..許可を』

凛「ナイフよ」

『はい、』

ドスッ! バキッ!!

『あとはあなただけですよ?総長さん』

毒総「これで終わりだ、」

そう言って銃を構えた

毒総「そう言えば後ろにいるのはあの世界No.2財閥の娘だろ?お前はどこかで見たことあるな..あぁ上の人たちがお前がいたらこれを言えってさ」

『なんですか......』

毒総「白が死んだのはお前のせいだ」

ドクンッ!!

『どこで......』

毒総「あ?」

『どこでそれを聞いた?なんで僕だとわかるんですか?』

毒総「教えるわけねぇだろ」

『そうですか、だったら死んでください』

グシャッ!!

僕は総長さんにナイフを刺した

咲「大丈夫か?」

『ごめんなさい...白......』

凛「大丈夫だから落ち着いて」

『...もう大丈夫です』

奏「大丈夫か?」

『はい、それより怪我の手当てを、保健室に行きますか?それとも理事長室に行きますか?』

雪「理事長室の方が道具も揃ってる」

僕達は理事長室までに行って僕がみんなの手当てをした

凛「綺羅くんは怪我してない?」

『手首を切っただけです』

凛「見せて?」

手首を見せてお嬢様が包帯を巻いてくれた

『ありがとうございます』

『ちょっと席を外します』

バタン......

はぁ...嫌な思い出が蘇るな......

お嬢様、奏達も暗い顔してたし、

プルルルル!プルルルル!

隼人「俺だ」

『どうしたんですか?』

隼人「お前毒牙の総長殺しただろ?」

『はい、殺しましたけど?なんでそんな情報が?』

隼人「普通に届くに決まってるだろ」

『それで?なんで電話を?』

隼人「いや、仕事なんだがどうする?今日は4だ」

『全部殺しですか?』

隼人「一件は俺のところに連れてこいあとは殺せ」

『了解、メールで送ってくださいね』

ピッ!

凛「仕事?」

『お嬢様でしたか....はい』

凛「私も行くわ」

『えっ?』

凛「今のあなたを一人にしたら危ないから私も行くわ」

『わかりました...でも、3件は殺し、一件は連れてくので一緒の車に乗りますからね?』

凛「春達も連れていかない?」

『ダメですよ』

お嬢様を見たら子犬のような目をしていた

『ダメです、..よ』

『はぁ...わかりました』

お嬢様は電話を取り出しあの男達に電話をした

すぐに集まって車に乗った

『はぁ...』

蓮「何ため息ついてんだよ」

『あなたたちのせいですよ』

僕は車を止めた

『いいですか?ここで待っていてください付いてこないこと、』

そう言って僕は家の中に入り、狙っていた男だけを連れてきた

男「お前達誰だよ!!」

『うるさいです、黙っでください』

男「チッ!」

『今ここで死にたくないんだったら黙っててください』

そう言うと男は黙った、僕は車を出して殺しに行くやつの家まで運転した

『ここで待っててください』

今からやるのは組長......だから当然組員もいる......

あぁ血をいっぱいあびるな......

蓮「俺も行く...」

『いいです待っててください』

僕は家の前にたってた男二人を銃で撃った

組員「お前誰だ!!!」

『さぁ、でもこれだけは言っときます、あなた達を殺しにきました』

バン!バン!

グシャッ!!

5分ぐらいで組のヤツら全員を殺した

顔や服には血がべっとり

バタン!

蓮「お前血が....」

蓮はそう言うとタオルで僕の顔についた血を拭いた

『ありがとうございます』

二件目も普通に潰し、三件目も潰した