謎の女

んだ」

『そうですか....ひとつ言いますね、過去のことはもう気にしないで今を楽しんでください、あの人たちに助けて貰ったんだったらそのお礼として今を楽しんでくださいね?』

夜「あぁそうだな」

『それとその言葉はやめた方がいいですよあなたに似合いません』

夜「うん!!」

『夜、あなたのことは信用出来ると思います』

夜「やった!!」

『それより時間が経つのは早いですねもう6時ですよw』

『お嬢様たちが起きてるかもしれませんね』

僕達は急いで家に帰った幸いお嬢様達はまだ寝ていた

夜も眠ると言って上に上がって行った

僕はソファーで携帯を見ていた

白が写った写真を

『白......ごめんね』

凛「綺羅くん?」

『!!はい!なんですか?』

凛「大丈夫?」

『えっ?はい、大丈夫ですよ』

10時になってみんなが起きてきた夜以外

凛「夜はまだ寝てるの?」

『起こしてきましょうか皆さんは食べといてください』

僕は夜の部屋に行った

コンコン

『起きてますか?』

ガチャ!

ドアを開けると汗だくの夜がいて微かに震えていた

『大丈夫ですか?』

夜「お母さんのあの日の夢を見た......」

『大丈夫ですお風呂に入ってください、服は宮たちのを貸します』

僕と夜は下に降りた

蓮「どうしたんだ?!」

『悪い夢を見たようでお風呂に入れます』

『夜、1人で大丈夫ですか?』

夜「うん、ありがとう」

『じゃあ終わったら来てくださいね』

僕はお嬢様たちのところに戻った

凛「大丈夫かな?」

『大丈夫ですよ』

凛「それより綺羅君どっかいってたの?」

『どうしてですか?』

凛「ん?服装が違うから」

『まぁはい出てましたよ』

凛「そう?」

夜「綺羅......」

夜は少し小さな声で僕を呼んだ

『どうしましたか?』

夜「髪の毛乾かして?」

『はい、』

僕はドライヤーで夜の髪の毛を乾かした

『出来ましたよ大丈夫ですか?』

夜「うん、ありがとう蓮たちに言わないでくれて」

『いえ、じゃあ行きましょうか』

凛「あっ!夜大丈夫?」

夜「あぁ大丈夫」

『お嬢様僕今からちょっと出ますねいいですか?』

凛「いいよ!」

僕は部屋に行き彼女役をするための準備をした

女の子っぽくか......

僕は白で透けている膝上のワンピースを着た、ワンピースはノースリーブだから上からGジャンを羽織ってあまりつけたことのない花のイヤリングと指輪をして女の子が持つような小さな肩掛けカバンにスマホと財布を入れて下に降りた

凛「ねぇ〜綺羅く〜...んどうしたの?!その格好!」

お嬢様が大きな声を出したからみんなが来た

『ちょっと...それじゃあ行ってきます変なところには行かないでくださいね』

家の前にはもうミクが立っていた

ミク「おっ!可愛いじゃん!俺のため?」

『違います、行きますよ』

ミク「それとさ!あと一つだけ頼みあるんだ敬語は今だけやめて?付き合ってるって設定で敬語っておかしいからさ」

『はぁ......分かった』

ミク「ありがとう!!」

私たちはカフェとかが並ぶところに来た

『どこで待ち合わせ?』

ミク「あっ!あれ!」

ミクが指さす方向を見ると傷んだ髪に金髪キラキラしすぎの爪、へそや胸がめちゃ空いている服にパンツが見えそうなくらい短いスカートを履いている

『あなたはまたあんなのに手を出して』

ミク「ゆか!」

ゆか「誰?この女?」

ミク「俺の彼女」

『こんにちは、』

ゆか「彼女?!私が彼女だって言ったよね!」

ミク「お前が思ってるだけだろ、悪いけどおれこいつが好きだからもうお前とは会わないことにするよ」

ゆか「最低!!」

ゆかとかいう女は泣きながら帰った

『ほんと最低......』

ミク「案外早く終わったね!」

『じゃあ私帰りますね』

ミク「えぇ!もうちょっとつきあってよ!」

『何するんですか?』

ミク「デート!!カフェ行こ?」

『はぁ..分かりました』

私たちは近くのカフェでお茶をした

『ミク、なんでまたあんな人と?』

ミク「いや〜2年前ぐらいにねいきなり来たから遊んだだけ!!」

『はぁ..そうなんですか』

ミク「てか後ろに蓮達がいるけど?」

『あぁ気づいてますよ』

ミク「今からすること我慢してね?」

そう言うとミクは僕に顔を近づけてきた

でも口と口が触れ合うちょっと前で止まってくれた

『はぁ......あなたという人は...』

『お嬢様が泣きますよ』

ミク「えぇ〜」

『さぁ、帰りましょ』

ミク「わかったよ......」

『またこんなふうにお茶したいですね』

ミク「うん!!また連れて行ってあげるね!」

『ありがとうございます』

私はお嬢様たちよりかも早く帰ってきた

ガチャ!!

凛「綺羅くんが帰ってくる前に帰ってこれたね」

『誰より早くですか??』

凛「!!綺羅くん!!」

『外には出ないでと言ったのになんで出てるんですか?!』

凛「えぇ〜と買いたいものがあったから!蓮たちと行ってたの!」

『お嬢様、この僕に嘘をつくんですか?』

蓮「本当だぞ」

凛「蓮!!そんなこと言っちゃ!」

『へぇ〜あなた達も嘘をつくんですね、あなた達今日僕達を付けてきましたよね?』

凛「う、うん」

『なのに僕に嘘をついた、どういうことか分かりますか?』

凛「は、はい」

『そうですか、さぁご飯にしましょうか?』

凛「う、うん」

僕はキッチンに行き、いつものを準備した

僕はご飯をテーブルの上に置いた

蓮「なんで同じものが人数分あるんだ?」

『あぁあなた達は初めてでしたね、これは罰です、僕の言うことを聞かず、僕に嘘をついたのでね、この中には一つだけタバスコ入りのものが入っています、タバスコの量はまるまる1本、さぁ選んで食べてください』

夜「これ、凛もやったのか?」

『えぇお嬢様もやりましたよ、見事1回も当たってませんけどね』

『さぁどうします?この罰を受けるか他のを受けるか』

蓮「他のって......」

『あなた方をケバい女達の中に入れましょうか......どっちがいいですか?』

夜「こっち」

『では、順番にとってみんなで同時に飲んでください』

みんなはビクビクお皿を取り同時に飲んだ

『どうですか??』

そう聞いたらみんな普通に美味しそうな顔をしてた

蓮「どういう事だ??」

『人が言ったことが本当だとは限りませんよ、ちゃんと判断しないと後から大変なことになりますよ』

これは僕からの忠告......

分かるかな......

蓮「おい、どういう事だ」

『そのうち分かります、お嬢様今日はダンスの練習があるのですがどうしますか?』

凛「行きたくなぁい......」

『でも、行かないとまた明日はパーティーですよ?』

凛「えぇ〜私あの先生嫌い!!」

『僕も行きますから財閥令嬢としてなので行きましょう』

凛「ほんと?!じゃあみんなで行こ!」

僕達は、準備をしてダンスの練習場に向かった

来た時にはいろんな人達がダンスの練習をしていた

お嬢様は来てそうそう先生に連れていかれて、蓮達も連れていかれた

??「失礼、隣いいですか?」

『いいですよ、あなたは......』

??「すみません、一條財閥の息子、キルアですよろしくお願いします、あなたは」

『綺羅です、世界No.1の』

キルア「!!すみません、私はほかの所に」

『いえ、私も暇なので少し話しましょう』

キルア「はい、」

『敬語じゃなくて構いませんよ』

キルア「じゃあ綺羅様も」

『私はくせなので、様付けもいりません、友達のように扱ってください』

キルア「綺羅は踊らないのか?」

『はい、パートナーとなる方達はほかの女の人達に連れていかれましたから』

キルア「じゃあ俺と踊ろ?」

『まぁいいですよ』

僕達はホールの真ん中で踊った

『まぁ、キルア様は上手いですね』

キルア「そんなことない、あとキルアでいい」

『はい、それより後ろから殺気を感じますね』

キルア「綺羅の友達がこっちを見てるぞ」

『何を怒ってるんでしょ、すみません失礼します』

キルア「綺羅これ俺の電話番号とメルアド何かあったら連絡して?」

『はい、分かりました』

蓮「何もらったんだ?」

『電話番号とメルアドです』

蓮「そうか......」

何怒ってんだ......

まぁいいや

それから1時間してお嬢様たちと家に帰った

凛「疲れたー!!」

『飲み物入れますね。』