私は亜衣の言葉を遮った。


「ごめんね。亜衣。私は・・・さすがに怖いな。またあんな思いするの怖いんだよね。確かに諦められないよ。簡単には。でも、諦めるしかないんだよ。」


亜衣はまだ納得いかない顔をしている


でも、亜衣はわかった。と一言言ってくれた。


「今日は放課後空いてる?カラオケでも何でもいこ!」


「あー私塾あるからいいよ」


亜衣は目を見開いて言った。


「え!?塾に入ったの!?うそ!?絵を描く時間なくならない?」


「私は絵を描くのは趣味なんだよね。将来なりたいものがあるから。絵を描くのはそのあとでもできる。」


私がそういうと亜衣は抱きついて言った。


「ほんと美紅はかっこいい。そんな美紅が大好き!」


「照れるからやめてー!」