昨日のお母さんとの会話を思い出して恥ずかしくなる。


「美紅」


「は、はい!な、なに?」


「・・・なに食べる?」


「あ、え、えーと焼きそば!」


私の頭の中はかなり大変。


「わかった。買ってくるからここで待ってろ」


そう言って直生は焼きそばを買いに行ってくれた。


ふと隣を見ると亜衣と陸は幸せそうに笑いあっていた。


「亜衣、今日もすっごい可愛い」


「ありがとう、陸くん」


いいな、私も直生に言ってもらいたい


「美紅、焼きそば」


「え!あ、ありがとう!!」


私はなにを考えているの?


直生に可愛いって言ってもらいたいってまるで・・・


直生のこと好きみたいじゃん