「亜衣!おはよ!」
「おはよう!美紅!」
下駄箱で亜衣と偶然会って一緒に教室へ向かう。
「そういえば、今日は体育祭の種目決めだって」
そう亜衣が言った。
私の学校は体育祭が9月にある。
9月は色々と忙しいので種目決めは1学期に行われる。
「あーそっかー。亜衣は何にする?」
「私は運動とか苦手だから障害物競争とかかなー」
障害物競争は運動が苦手な人のためにあるものだ。
「私もそうしよっかなー。対して速くないし」
私は運動は苦手ってわけではないけど得意でもない。
そうして、6時間目となった。
「それでは今日のLHRでは、体育祭の種目決めを行います」
担任の先生が指示を出す。
「体育委員の人、進行お願いね」
「「はい」」
体育委員の男女ふたりが前に出る。
「それでは、体育祭の種目をきめまーす。まず最初に、障害物競争です。やりたい人ー」
亜衣と私の他男子2人女子2人。
障害物競争は6名となっているのでぴったりだ。
そして、色々決まった後最後に決めるのは私の学校の花形種目。
クラス対抗リレーだ。
男子3人女子3人と決まっている。
なるべくクラスの速い人が決まる仕組み。
男子からは陸が出ることになった。