恋して想い、恋して涙





家に帰ってお母さんとお父さんに最優秀賞を取った報告をするとすごく喜んでくれた。


でも・・・なんだろうこの納得いかない感じ。


亜衣もなんであんな不満な感じだったのだろう。


直生だって・・・なんで言いたいことを途中でやめたのだろう。


私はとにかく気になりすぎていてもたってもいられなくなったので直生にメッセージを送った。


『直生。今日は来てくれてありがと!それでさ、あの時ほんとは何を言おうとしてたの?』


すぐに既読がついて返事がくる。


『大したことないから。おやすみ』


おやすみ・・・か。


これ以上は踏み込むなってことかな。


誰にだって聞かれたくないことの1つや2つあるしね。


私は、スマホを机に置き、ベッドに入って寝ることにした。