恋して想い、恋して涙





翌朝。


「美紅!おはよー!」


「ふぁ。おはよ、亜衣」


私はあくびをしながら亜衣に挨拶をした。


「どうしたの?珍しいね。寝不足なんて」


「昨日はかなり遅くまで絵を描いてたからね〜。あとは仕上げだけ!」


亜衣は頑張れ!絶対見に行くね!と言ってくれた。


私は机に突っ伏して寝た。


「・・・く!美紅!」


ガバッと起き上がるとすでに4時間目が終わっていた。


「え?授業は?」


「もう4時間目まで終わってるよ!今は昼休み!美紅寝すぎだよ!先生がどんなに言っても起きなかったんだから」


私は絶句した。


「まじかー、寝すぎた。」


私は少しの間、どんよりしていた。


「まあまあ、先生も制作に忙しいって思ってくれたみたいだからいいじゃない!ところで、パン買いに行かなくていいの?」


私は急いで立ち上がり財布を手に持った。


「忘れてたー!売り切れちゃう!行ってくる!」


私は購買に急いで駆け寄った。