恋して想い、恋して涙





放課後。


私の目の前でふたりは目をキラキラ輝かせていた。


「「お願いします!!課題を手伝ってください!!」」


私は深くため息をついた。


「いやだよ。私が忘れたわけじゃないし・・・それに県展もうすぐだから早く完成させないといけないし・・・」


「そーだよね、美紅は忙しいもんね」


亜衣はものすごく悲しい顔をする。


私は亜衣がこの顔をすると断れない。


「もー!わかった!早くやるよ」