恋して想い、恋して涙




「美紅!英語の課題やったー?」


「亜衣・・・もしかしてまたやってないの?ちゃんとやってきなさいよ!」


「だってー、昨日は・・・」


亜衣の言葉を遮ってきたのは


「亜衣!英語の課題やった?」


「り、陸くん!えっと・・・やってない」


「やっぱ亜衣もかー」


「ふたりして課題やってこないって・・・何してたのかな〜?」


私はふたりをからかう。


「やめてよ美紅!そんなんじゃないからね!」


「まあ美紅のご想像にお任せします」


ふたりの答えは合わない。


私はおかしくて笑う。


私はもう陸にのことは吹っ切れた。


今は陸のことは大事な幼馴染。


陸よりも亜衣が大好きだからね。


「しょーがないから亜衣には課題見せてあげる。陸は自分で努力しな」


「美紅!ひどすぎ!!大事な幼馴染様が困ってるだろ!」


こんなことをしている間に本鈴が鳴る


先生が入ってきた。


「おらー、席つけ!英語の課題やってきたよなー?後ろから回せー」


私は前の席の人に課題を渡す。


陸はしょぼんとしながら先生に報告しにいった。


亜衣も結局写し終わらなくて報告しにいった。


「お前ら・・・課題は倍な。放課後残ってやれ」


ふたりは大量の課題を手に持って席に戻った。