画用紙を取り出して、筆を走らせる。


その人がすごく早く走るように


私も筆を早く動かす。


私はその人を描いていて思った。


「綺麗・・・」


その瞬間、涙がこぼれた。


私の大好きだった幼馴染は私の親友を好きになったこと。


ついさっき聞いたばかり。


「だめだ・・・涙とまらないよ・・・」


大好きな陸。


私のことは好きになってくれなかった


私は・・・どうすればいいのかわからなかった。