私の教室の座席は私は窓際の1番後ろ
陸は窓際の1番前の席。
陸の後ろに亜衣の席。
私たちは席に着いた。
私の隣の席の人は朝練があるのでくるのは予鈴が鳴るギリギリ。
何部だったか思い出せない。
「おっはよー!市川さーん」
「おはよう、今日もうるさいね小早川くん」
私の隣の席の小早川 翔太(こばやかわしょうた)
「いやー、いい運動してきた〜!」
「小早川くんって何部だっけ?」
「ええー!今さら!?前も言ったんだけどな〜。陸部だよー!」
陸部・・・
それはあの人がいる部活。
名前はしっかり覚えた。
“速水 直生”
「ね、ねぇ小早川くん。速水くんって陸部だよね?」
「んあ?速水!?あいつは!ほんと足速すぎ!速水って名前ぴったりすぎ!俺はあいつに勝てたことない!」
小早川くんは悔しい気持ちで激しく話した。
走り姿を綺麗って私が言った時、初めて言われたって言ってたけどあれは嘘に違いない。
「ところで、どうして速水のこと聞いたの?」
「え?あ、えっと・・・お世話になったからお礼を言いたいな〜なんて・・・」
「なら今日言えるじゃん!あいつも俺らと同じ委員会だから」
「え?速水くん保健委員なの?」
「そうだよ。知らなかったのかよ」