校庭では後夜祭で盛り上がっているのがよくわかる。
私は丘の上でたった1人の人を待っている。
「・・・美紅。」
声を聞いただけでわかる。
私の好きな人。
「直生。来てくれてありがとう。」
「・・・」
直生は私と一切目を合わせてくれない
わかりきってたことなのに、悲しい。
私が告白をしようと言おうとした時、直生が話し始めた。
「・・・美紅、美紅はもう俺のこと嫌いになったのかもしれない。それでもいいから・・・。聞いて欲しい。
俺は、ずっと・・・美紅のことが好きだ」
私は動かなかった。
いや、動けなかった。
だって君は今、私が言おうとした言葉を言ったんだ。
私が今一番言って欲しい言葉を言ったんだ。

