バスに1時間ほど乗って、やっと着いた大きなホテル。
夜の楽しみが残ってるから、すごくワクワクして。興奮が抑えられない。
合宿とかこんなに楽しいものだったっけ?
「こんな明るい結菜、初めて見た!」
茜が不思議そうに私を見つめてきた。
「私だって・・・感情はあるんだし。喜ぶ時はちゃんと喜ぶよ!」
なんか酷いなぁ、茜。
「ま、そんなところも可愛いけどな」
いきなり私の肩に手を伸ばしてだかれたのは・・・やっぱり、真司。
でも、今は先生の前だからくっつくのは控えめだ。
怒られるのはごめんだから。
先生って何でかわからないけど、異性がベタベタしてたら、すぐ注意する。
それって、妬み嫉みといいますか・・・ヤキモチみたいなものなのでは?っと思ったりするんだけど。
「いいね、ラブラブじゃん!!」
茜が冷やかしてくる。
でも、その横で涼真はまたさっきと同じように寂しげな表情を浮かべる。



