コップ2つをもって2階まで登って自分の部屋に入った。
「結菜部屋って意外とピンク系なんだね?」
「意外とって何よ!あと、恥ずかしいからあんまりジロジロ見ないでよ」
はぁ〜・・・
一緒に帰るんじゃなかった。
今日はまだ真司だったからよかったけど・・・涼真だったら、どうなってたんだろう?
「初めてなんだからね・・・男の人連れてくるの・・・」
「えっ?まじ??」
私はゆっくりと首を縦にコクリと頷いた。
「なんか嬉しいかも!」
私はこれっぽっちも嬉しくない!
予想だにしてなかった出来事が、起きちゃってて、頭がついていけない。
「真司のこと気に入ってたよ、お母さん」
どうせ一目惚れでしょ?



