愛されすぎて・・・





「結菜、おかえり」



・・・おっつ。


厄介なお母さんと遭遇してしまった。



「結菜、なに??彼氏〜??」


お母さんがニヤニヤして私に聞いてきた。


「彼氏くん、家にあがる?綺麗じゃないけど」


真司なら断ってくれるはず!


「はいっ!!」



・・・っておい!!


えぇ〜、なんでこんなことになるのよ。



あぁあ〜、私はとことんついてないよ。


まず、彼氏じゃないよー、お母さん・・・



「彼氏くん」


だから、彼氏じゃないって・・・


「良かったら、夜ご飯食べてく?」



「じゃあ、お言葉に甘えて」


・・・はあ!?


なんでよ、なんでよなんでよ??


「結菜、そんなカリカリしてないで、部屋に連れてってあげたら?」



自由だな、お母さんは相変わらず。


人の意思は無視ですか・・・