愛されすぎて・・・






真司くんと肩を並べて、校門を出た。



もちろん、今でも手は繋ぎっぱなしで・・・



「なんか幸せすぎる!!」



なんて言葉を軽々と漏らす。


普通、そういうことサラッと言えないのに、真司くんは言えるんだよね。



・・・すごい。
ある意味尊敬しちゃうな。



「せっかくだから、どこか行く?」


「行かない!私は帰る!」


「えぇ・・・じゃあ、別の日に絶対行こ!」


「はいはい」



次こそは断るんだから。


一緒に帰ること!


私は茜と帰りたいの。


この前は、涼真と帰ったんだけどね。



涼真と帰った時もすごく楽しかったんだよね?


色々あって、終始心臓バクバクしてたけど。