愛されすぎて・・・





あぁ〜あ、やっとうるさい真司くんから解放されて、時間はお昼。




おかげで全く集中できないんだから。



授業中によく寝てる人がいいんだけどなぁ、真司くんも。


寝ててほしいわ・・・。




「結菜?怒ってるの?顔が超不機嫌」



「そりゃ怒るよ!!」



茜に変わってほしいくらいだよ!



でも、そうすると、茜が可哀想だからそういうこと考えるの辞めよう。



私は茜に授業中うるさかったことを包み隠さず全部話した。




愚痴っぽくなっちゃったけど。



「えぇー、でも、いいじゃん?それほど愛されてるんだよ!今どきの男子でこんな想ってくれる人なんてそうそういないって!」




「・・・そうなのかな?・・・でも、私全然タイプじゃないし」



私がタイプなのは津田くんだからね!




「でも勿体無いよね?あの容姿であの性格は・・・」




本当にそう・・・。



容姿は全然いいんだけど、性格と容姿が一致しないんだよね?




性格がもう少し落ち着いてくれたらいいのになぁ・・・