また、心臓が異常な速さで脈打ってきた。
「りょ涼真!・・・///」
呼べたけど、あまりにも恥ずかしくて、真っ赤であろう顔を手で覆い隠す。
「可愛いね!そんなんで照れちゃって・・・」
こんなんじゃクレープ食べられないじゃん。
涼真には振り回されてばっかりだし、女子の扱いにも慣れてそうで・・・
『付き合っている人がいる』
こんな噂が頭をよぎる。
でも、もし付き合っている人がいるなら、今隣に涼真はいないはずだよね・・・。
なんてことを考えながらクレープを食べていたら、やっと食べ終わった。
「・・・よし!帰るか」
「うん」
「ちょっと暗くなってきたし、送るよ」
「いいの?」