「いいからいいから!しまって?」
申し訳ないと思いつつも、そっと取り出した財布を鞄に入れる。
「ありがとう」
「ほら、早く食べなよ」
そう言われて、私は小さく『いただきます』と言って食べた。
「んー!!これ美味しいよ?」
「ほんと!?」
「津田くん、いらないの?」
「俺はいいよ!」
えぇ〜、勿体無いなぁ。
ここまで美味しいクレープは生まれて初めてだなぁ。
「やっぱ、1口貰っていい?」
「えぇ!?」
そ、それって・・・かかか、関節キス!?
でも、津田くんはあまり気にしてなさそうだしなぁ。
「ど、どうぞ」
「さんきゅ」



