「あぁぁーーーー!!」


「・・・な、なに??」


真司が急に大きい声をあげられたもんだから、びっくりした。


「花火忘れてた!!」


・・・は、花火??



さっき長い長いキスをしてる間にドカンって打ち上がってたじゃん。



「結菜と見るって決めてたのに・・・」


こんなこと考えてくれてたのに、行かないなんて私は心の中で思ってたんだよね・・・


最低だよ・・・


でも、真司はそれでもそばに居てくれる。


なんでそこまで私を好きになってくれているのかはわからないけど・・・


“全部すき”


って言ってくれた言葉はきっとホンモノなんだよね。


「真司ってロマンチストなんだね?」


「・・・んなことねーよ!」


どんなときも私だけを思ってくれる真司が私は大好きです!