だって、真司と別れたその次の日にはもう広まってたんだっけ?
「そんなことないよ。確かに、今、真司といないのは日向のせいかもしれないけど」
「悪かった・・・」
「いいのいいの」
私は日向が全部悪いだなんて、今は思っていないから。
日向はいい人だよ、本当に・・・。
「今、俺は結菜ちゃんが好きだよ?」
「うん・・・ありがとう」
こんなにも日向はいい人なのに、私の心に残ってるのは・・・
1人だけなんだよね。
「行かなくていいの?屋上に」
「えっ??」
なんで知ってるの!?
「佐伯真司との会話が聞こえてたんだ・・・もう結菜ちゃんの隣にいることは無理なのかもって思ってて・・・」
だから、様子がおかしかったんだ・・・
焦ってたり、寂しそうな表情浮かべてたりしたんだね・・・
「行っておいで?佐伯真司のところ。悔しいけど、あいつには適わねぇ」
日向に背中を押されて、屋上に向かって、ただガムシャラに走った。



