「真司が助けてくれた・・・でも・・・」
「真司の名前出すの禁止!」
『複雑で・・・』って話の続きしようと思ったのに、見事に遮られた。
なんで真司に名前禁止なの??
「今日は俺だけしか考えちゃダメ!」
そう言う日向はどこか寂しそうな表情を浮かべていた。
なんでそんな顔をするの?
日向がそんな甘えたようなこと言うのなんて、前までなかったのに・・・
「どっか回ろっか?」
私が落ち着いたころに日向がそう言った。
「手・・・繋いでいい?」
「え・・・あ、うん」
日向が私の手を包み込むように優しく握ってくれた。
なんか・・・焦ってるの?
って聞きたいくらい、いつもの冷静な日向じゃない気がした。
元気もなさそうで・・・



