「結菜ちゃん、泣きそうな顔してる?」
のぞき込みながら聞いてきたのは、日向。
私と真司がさっき話しているところは見られていないみたい。
だから、理由は気づいてないだろうけど・・・
「とりあえず、どっかで休む?」
「・・・うん」
日向と一緒にいる時も複雑。
私が今、1番一緒にいたい人は真司なのに・・・って。
全然違う人といるんだもん。
「その手首どうしたの?」
中庭のベンチに座って、日向が聞いてきた。
思い出したくもなかったんだよね、気持ち悪かったから。
今でも顔がうかんでくるんだもん。
「今日、チャラい男の人達に思い切り掴まれて・・・」
「そっか・・・可愛いもんね、結菜ちゃんは」
私は可愛くないんだって・・・
どうせ、お世辞でしょ?みんな・・・



