そういうことか・・・。
携帯をポケットから取り出して、涼真に電話をかけた。
「これで大丈夫!落ち着いたら、次の授業から出よ?」
「うん、ありがと~う」
茜に飛びつきに行った。
さっきまで堪えていた涙が急に溢れ出てきて、我慢することができなくなった。
「泣きたい時は泣いて?」
「ありがとう」
私はいつからこんなにも弱くなったんだろう??
こんなにもすぐ泣いてしまうことなんて、今まであったっけ??
こんな辛い恋も、あんなにも楽しかった恋も全部・・・全部初めて。
気づけば、好きが止まらなくて・・・
今は、私が思っていた楽しい恋愛じゃないけど、今でも気持ちは変わらないの。
真司が好きで好きで、堪らないんだ。



