「おはよう!」
出来る限り、明るく振る舞う。
「いいよ、無理して笑わなくて」
・・・なんて言われちゃう。
分かるんだね、涼真には。
「何があったか話してね、私に。その方が少しは楽になるでしょ?」
「・・・うん」
「でも・・・なんか変な噂が広まってんのよ」
「変な噂??」
確かに、今日学校行ったら、すごい視線感じてずっと見られてる気がした。
私はあまり気にはしていなかったんだけど・・・
「そう、結菜と織川くんが付き合ってるみたいな?」
「・・・えっ?嘘でしょ・・・。なんで?」
・・・付き合ってる??
私とあいつが付き合ってる・・・???
「わからない。・・・付き合ってないんでしょ?結菜」
「うん、付き合ってなんてないよ・・・」



