そもそも、囲まれることを嫌がっているかもわからないから、なんの根拠もないんだけど・・・
でも、津田くんみたいに雲の上の存在の人が私みたいに超平凡な人を好きになるはずがないじゃん!
「無自覚だねぇ、結菜は」
「??」
「結菜は可愛いからね?男が近づいてきたっておかしくないんだよ!」
なんて、茜に言われたけど・・・
信じられないというか、自分に自信がないというか・・・。
「ま、それはいいからなんか買って来な!」
「うん」
気持ちがモヤモヤするような、嬉しいような微妙な気持ちを抱えながら、サンドイッチとパンを買った。
きっと私の勘違いだ。
そう思いたいのに、ずーっとどこかで期待している自分がいる。
だって、ずっと好きだったから。



