明日、口も聞いてもらえないのかな?
毎朝家に来て、一緒に学校行ってくれてたけど、それも無くなるの?
「ほら・・・今は真司のことは考えないで?シフォンケーキ食べなよ!」
「うん、ありがとう」
今は、涼真の優しさに涙が出そうになるのを必死に堪える。
「美味しい!」
「そっ?良かった!」
何も考えないように、黙々とシフォンケーキを食べた。
食べ終わったあともしばらく、椅子に座って話をしたあと、カフェを出た。
「ごめんね、ありがとう」
「ううん、全然!俺でよければ、いつでも頼ってね?」
「ありがとう」
涼真が私の家まで送ってくれるみたいで、一緒に歩き始めた。
何から何まで、本当に申し訳ないよ。



