「真司に見せつけてまで手に入れたいって思ってるんじゃない?」
・・・そうなのかな?
男の人だから分かることってあるもんね。
女心は男の人には分からなくて、女の人だけにしかわからないものだし・・・
「俺はそんなことしたくないからしないけどね?」
「そうなの?」
「うん、当たり前!傷つけたくないもん」
やっぱり優しいなぁ、涼真は。
だから、私も好きになったんだよね。
「だって、今でも苦しいから。今にでも泣いてしまいそうな結菜ちゃんの顔見ると・・・」
「えっ・・・?」
いつからだろう?
片想いだって思ってた時は、こんなにもいっぱい話すことなんてなかったのに・・・
いつの間にか、こんなにも話すようになって・・・
私が泣きそうな時、悲しい時、辛い時は必ず傍にいてくれる。



