私が泣き切って落ち着いたあと、学校を出て一緒にカフェへ行った。
すごくおしゃれなカフェで、可愛い雑貨がいろんなところに散りばめられる。
「何する?好きなもの食べていいからね?」
メニューを開いてページを捲りながら、悩みに悩む。
今日あったことを紛らわすかのように、何も考えないように・・・
「じゃあ・・・シフォンケーキにする!」
「飲み物はいらないの?」
「ん〜・・・じゃあ、ココア!」
「了解!」
店員さんに涼真が注文してくれた。
私の分だけ・・・
「涼真はたべないの?」
「俺はいいや」
「なんで?」
「ん〜・・・美味しそうに食べる結菜ちゃんが見たいからかな?」
「またそんなこと言ってー!」



