愛されすぎて・・・




板書を写すのも大変だから、大嫌い。


授業とか・・・


「眠たいから肩貸して?」


「な、なんで!」


「いいじゃん、結菜の肩が気持ちいいの」


「やだ!地べたで寝てよ!重いんだから!」


・・・寝たことあったっけ?

まぁいいや。


人の頭は、ボーリングの玉と同じ重さなんだよ?


重い重い・・・。


「えぇ・・・でも、寝る!」


そう言って、パッと頭を私の肩の上に乗せてきた。


かわす隙間もなく・・・


だから、重いんだって・・・。


真司の髪も私の顔とか首に当たってくすぐったいし・・・。


お弁当食べにくいし。


真司の顔をこそっと覗くと、本当に寝てるし・・・

動けないよ、ここから・・・。