愛されすぎて・・・






なんてことを考えていると、あっという間にお昼になった。



津田くんが教室から出ていったのを、こそっと目で追いかけた。



・・・どこ行くんだろ?



あ、そーだ!今日お弁当持ってきてないから、茜と一緒に購買行こうかな・・・?




ガタッと椅子の音を立てて茜のところへ行こうとしたら急にガシッと腕を掴まれて、前に進めなくなった。




「なに?」




私の動きを制御したのは真司くんだ。



「どこ行くの?」



「えっ?茜のところなんだけど・・・」



「じゃあいいや」



・・・なんなのよ、さっきから。




いつもとあからさま違うじゃん?



なんでそんな寂しそうな顔をして、いつも見たいに元気じゃないの?



そんな真司くんは置いておいて、早く行かないとお昼休みが終わっちゃう!