「なんでもねーよ」
俺はそれほど好きだってこと。
ベタ惚れだなって我ながら思う・・・。
「海デートしような!」
「うん」
それが何よりも楽しみで仕方がない。
久々のデートだし・・・
早く結菜とどこかへ行きたくて行きたくて。
ー ガチャ
「あら・・・結菜、もう大丈夫なの?」
結菜のお母さん、帰ってきていたみたいだ。
「うん、もう大丈夫!」
「真司くん、ありがとうね!良かったら、ご飯食べてって?久しぶりに!」
「はい」
そう言って、部屋から出て下へ降りていった。
そういえば、あの日以来、結菜の家でご飯とかなかったっけ?
ここに入ったのも、付き合う前に来て以来だもんな。
結菜のお母さんが作ってくれた料理はすごく美味しかったことを覚えてる。
「まだ一緒にいれるんだな!」



