恥ずかしがる結菜が愛おしいってすごく思った。
俺だけしか見れない顔なんだろうなって考えると、すごくドキドキする。
「・・・1回だけだよ?」
「うん」
「目・・・閉じて?」
俺は目を静かに閉じて結菜からのキスを待った。
結菜がフーっと深呼吸をしている音が聞こえてきて、つい笑ってしまった。
「・・・わ、笑わないでよ!」
「ごめんごめん・・・」
「いいから、目を閉じてて?」
俺に回している腕が、少し震えていて緊張しているのが伝わってきた。
目を閉じて再びキスを待った。
しばらくして、チュッと触れるだけのキスをしてくれた。
恥ずかしがって、顔を両手で隠す仕草がたまらなく可愛い。



