器に入ったお粥を全部食べてくれた。
「ごちそうさま!真司、ありがとう」
そう言って、笑顔を俺に向けてくれた。
「美味しかった?」
「うん」
薬を飲ませて、もう1度、結菜をベットに寝かせた。
苦しそうな顔をしながら眠る。
熱があるんだもんな・・・。
でも、すげぇ可愛いんだよな、結菜は。
優しく、結菜の頬にそっと手を添える。
熱い・・・。
「結菜、好きだよ」
聞こえるはずのない、寝ている結菜に小さく囁いた。
「・・・んっ」
ゴソゴソと動いたから、起きたのかと思ったけど・・・
まだ寝ているみたいだ。
早く良くなれよ、っという思いを込めて、頭を優しく撫でた。



